ガソリンが漏れてる!?オーバーフロー?トライアンフGT6Mk2 キャブレター清掃をしてみる。その1

トライアンフGT6素人整備日記


ミリアル
ミリアル

エンジンがかからないよー

アリアル
アリアル

どれどれ・・あら、キャブレターからガソリンが漏れてるよ

はい、ということで今回はキャブレターオーバーフローの修理となります。
オーバーフローはフロートチャンバー内の油面が高くなりすぎた時に発生し、フロートチャンバー内のオーバーフローパイプの高さを超えたガソリンがキャブの外側に排出されます。
油面に応じて上下するフロートによって開閉されるフロートバルブがうまく閉じなくなり、燃料タンクからガソリンが際限なくキャブレターへ流れ込むことでガソリンがあふれ出すことが主な原因です。

アリアル
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主な原因はバルブのつまりや固着が原因なので、フロートだけ分解洗浄でも良かったりします。

ミリアル
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せっかくなので今回はすべて分解、洗浄してみます。

アリアル
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燃料系を扱う作業は危険なので今回は必ずバッテリーを外して行いましょう。


後学の為、今回は交換できる部品はなるべく交換する方向でオーバーホールに近い形で修理していきます。

今回使用した道具

取り外し前に必要な工具を用意します!
今回使用した工具はこちら

  • インチスパナ
  • プラス、マイナスドライバー
  • 各種精密ドライバー
  • モンキースパナ
  • ラチェットハンドル
  • インチソケット
  • ラジオペンチ(ホースクリップを外す際に使用)
  • ストロンバーグ専用キャブレター調整ツール(ニードル調整や交換に必要です。)

また工具以外で今回の作業で使用した道具はこちらです

  • ラスペネ(固着しているボルトを外しやすくなります。)
  • 各種オーバーホールキット(ガスケットやニードル、バルブ類等)
  • マシンオイル(キャブレターダッシュポッド用のオイル)
  • プロショップタオル(ガソリンや油汚れを拭くのに最適です)
  • 燃料ホース(汎用品、予防整備に使用)

GT6はボルトやネジがインチ規格なので要注意(‘ω’)
僕が使っている工具でおススメはトネ(TONE)です!スナップオンやKTCは高くて素人にはもったいないくらいなので、DIYであれば比較的リーズナブルかつ高品質なので愛用しています。


トネ(TONE) ソケットセット(6角・ホルダー付) HSB312 差込角9.5mm(3/8″) インチ 内容12点

まずは取り外す箇所をチェック!

キャブレターを外す前にエアクリーナーボックスを取り外さなければなりません。
ボルト4本でキャブレターに直についてありますのでこれを外してキャブレター全体を確認します。

ミリアル
ミリアル

いろんなホースや部品が付いていて難しそうだなぁ・・

取り付ける際に間違えないように写真を撮っておきましょうね

キャブレター自体はインテークマニホールドにボルト上下2本で固定されています。
問題は2連式キャブレターなので連結しているリンクケージの切り離しが必要という事。
その他としては燃料ライン、ブリーザーホース類、アクセルワイヤー、チョークケーブルの取り外しが必要です。

キャブレター内にはガソリンが溜まっているので要注意!

まずは周辺の部品を外していきます。
特に燃料ホースはガソリンが漏れるのでプロショップタオルなどを使って取り外します。

ミリアル
ミリアル

随分汚れているからゴム手袋をして作業しましょう!


合成ニトリル手袋 ニトリルグローブ 使い捨て 粉なし パウダーフリー 100枚入り サイズ S M L (S, 1箱(100枚入り))

その他ワイヤー類は一度固定している部品を緩めてからを外していきます。
残るはリンクケージのみとなっています。

リンクケージ側とでスロットルスピンドルをU字の金具で締めつけているだけでした。
このU字の金具を小さなネジで締め付けているだけですから切り離すのはすごく簡単でしたが
こんなので本当に大丈夫なのか!?と驚きました。

ミリアル
ミリアル

金具を噛ませてあるだけだから簡単に外れそうなんだよね

キャブレターが固定してあるボルトは非常にアクセスがしづらくソケットが使えない為、スパナで少しづつ緩めていきます。また、がっちり固定されてある場合がほとんどですので緩める前にラスペネを拭いて回しやすくします。


ワコーズ 業務用浸透潤滑剤 RP-C ラスぺネC 業務用 350ml A122


外すコツはボルトを緩めながらキャブレターを引き出していくって感じです。

リンケージのステーが取れなくて苦戦している途中です。ボルト2本で止まっているのですが
残り1本がマイナスの平ネジでソケットが使えず、外すのに苦労しました。
ねじ切る覚悟でインパクトドライバで回したら外れましたがボルト山がボロボロになりました・・
キャブレター外すだけなら必要のない作業ですが錆び汚れが酷かったので外して清掃します。

取り外したキャブレターがこちら。外すとき一緒にスタッドボルトも付いてきました。

ミリアル
ミリアル

初めてだったので2時間近くかかりました。

その後調整の為何度か取り外しをしたら30分位でできるようになりました。

アリアル
アリアル

キャブと一緒にとれたスタッドボルトは無くさないようにね♪

ゼニスストロンバーグキャブレターはどうも車種や年代によって取りついている部品が結構違うみたいなんですよね。詳細は次の記事にでも・・今回の記事は動画でも投稿していますので良かったらご視聴ください。

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