【クラシックカー解説】クラシックカーの維持は大変?修理代は高い?維持するコツや年間の維持費を教えます!

クラシックカー解説

自動車税は15%割り増しになる

まずは自動車税、新車登録から13年以上経過しているガソリン車は約15%が割り増しされます。

トライアンフGT6は1,996 ccなので39,500円の区分となりますが13年を超えるので年間の自動車税は15%アップの45,400円位となります。つまり排気量の税金ランクが一段上がるという感じになります。BMCミニやバンデンプラプリンセス等の小型車であれば排気量は1.5㍑以下なのでワンランク上がって4万位になります。
やはり維持する上でクラシックカーに問わず自動車全般に言える事ですが小排気量は維持費が安く家計にはラクです。

任意保険は問題なく加入できるが車両保険は要注意

車両本体価格 ÷ 耐用年数(期間) = 減価償却費
保険会社は 減価償却費を算出し保険代を負担します。よって経過期間は保険会社によって差がありますが、主に15~20年以上初年度登録から経過していた場合、付帯することができない場合が多くなります。

また車両保険金額が1,000万円を超えるものは高級車扱いとなりますので市場価値の高いクラシックカーもこの場合は保険会社にとっては大きな負担になりえますので、加入を断られてしまいます。

重要なのは常日頃のメンテナンス

頻繁に運転をすることがない場合、長期に保管をすることが多々あると思います。
その際の注意点として

  • バッテリー上がり

長期に運転をしない場合はバッテリーを外して充電するように心がけましょう。
バッテリーは自動車を走らせないと充電しません。エンジンを掛けアイドリングするだけでは充電不足に陥り、バッテリーの寿命を縮めるだけなので控えましょう。バッテリーの充電容量が0になった場合は再充電ができなくなるのでバッテリーの交換が必要となります。車種によりますが2万以上の費用がかかりますので注意が必要です。


  • ガソリンの劣化

ガソリンは意外に早く劣化するものです。
保管環境によっては異なりますが燃料タンクのガソリンは、三か月から半年程度で劣化が始まると言われています。ガソリン劣化が進行すると、タンク内のガソリンの成分が泥のようにたまり、ガソリンタンクの清掃が必要となります。場合によっては10万近くの修理費用がかかりますので注意が必要です。ガソリン劣化防止剤やを使用すれば1年近くの長期の保管でもガソリンの劣化を防ぐことができます。

  • キャブレターのガソリンつまりやキャブレター内の部品の固着

ガソリンが劣化すればフロートチャンバーにもフロート室にも腐敗した汚れが付着して動作不良を起こします。メインジェットのつまりもあればガソリンを新しく変えたとしてもキャブレターのオーバーフローを起こしガソリンが漏れてしまいます。キャブレターオーバーホールとなると4万以上の費用が掛ります。定期的な運転を心がけ、キャブレター内のガソリンを循環させます。

  • ブレーキの固着

長期間運転をしなければキャリパーピストンのサビ等の原因で固着や古いグリスが固まったりして動作が鈍くなります。その場合はオーバーホールが必要となります。その場合は5万以上の費用が掛りますので、固着しないよう、定期的な運転が必要となります。

旧車を維持するためのコツ

過度な走行は厳禁です。優しい運転を心がけることや、車と対話する感じで走行中に異常がないか注意をします。またメンテナンスしやすい箇所はDIYですることによってより理解力が深まり、維持費も楽になります。

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